『おとうさんといっしょ。』では書けないことをいろいろと。


by totoex
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お下品!!

いや、ひさしぶりに開いてみたらね。
もう、悲しくなるよ。

コメントも、トラックバックも。

目を覆いたくなるくらい。

ツールでボットみたいなやつがてあたりしだいに書き込んでるんだろうけどね・・・。

もうちょっとこう、インテリジェントに、ブログの内容見てそれらしいブログに書き込むとかね、
そういう気遣いというか、そういうものがほしいデスヨ。

もしくは同じエロでもこう、ダブルミーニングとかシャレた比喩とかでこう、知性を感じさせてほしい。

思わず、おお、このコメントスパム、なんだかスゲェ!!

そう思わせてくれ!!
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by totoex | 2010-09-17 14:48 | ブログについて

BECK

映画『BECK』を見てきた。
月刊マガジンに連載中の原作を欠かさず読み続けていた世代と
してはちょっと気になっていたこともあって。

原作どおり・・・というのはさすがに期待していなかったのだけれど
あの音楽性をどう表現するのかというあたりもいろいろ想像してみたりして。

結果としては、ちょっとさびしかったかなあというところ。

キャストはよかったと思う。

でも真帆だけ原作のイメージはちがってた。
もうちょっと都会的でキレのある感じを漫画から受けていたので。
NY帰りというより、西海岸あたりにいたムードになってしまってた。
自分の中ではすっきりやせた宇多田ヒカルというものを原作から感じていたんだけど。
原作を忠実に再現するのが目的じゃないとも思うのでそれはまぁいいか。

演奏シーンもよくできてた。
もう一息というところもあったけど、タイラくんは特に上出来。

竜之介くんはギターの位置が高いね。もう少しだけ下です。
コユキくんは低い。もっと脇に抱えるくらいじゃないと。
ココはきちんと抑えてほしかったところ。
コユキくんのテレキャスターは黄色じゃなくてブロンドホワイトのほうがよかったなぁ。
それに楽器屋での出会い、購入までのプロセスも大事だったはず。
竜之介くんに借りて壊されるL-45の話とまとめられてしまって、
ちょっと楽器とコユキくんのつながりが薄くなってしまった。

竜之介くんのギター(音)はちょっとおとなしかったと思う。
もっと暴れるように、悶えるように、エモーショナルな音を再現してほしかった。
うまいだけじゃない部分。
あれがなくては彼の『熱』は伝わらない・・・。

2時間半が長く感じた。
途中でトイレにいったくらい。
ってことは間のびしちゃったんだと思う。

エピソードのチョイスが・・・。

コユキくんの高校の学園祭で、竜之介くんがハンドスピーカー使って
『コユキがこんなこきたねぇ体育館で歌うのはコレが最後だ!』
とやるところはぜひ入れてほしかった。

あと、サクくんの引っ越しとか、コユキくんがインスピレーションに
従って退学するところもね。
難しいとは思うけど、バンドとか音楽に対する思いみたいな
ものを感じさせるエピソードだと思う。

全体にライティングのトーンが明るすぎた気もする。
青春音楽映画ならあれでもいいと思うんだけど
『BECK』はそうしてほしくなかった。
ロックバンドドキュメンタリーとして見れるものにしてもらいたかった。
これも個人的な期待でしかないけど。

サクくんが初めてドラミングを披露するシーン。
兄がドラムやってて、実は小さいころから叩いてたから・・・
と話すところも入れると、サクくんの腕前がどれほどのもんなのか
伝わったんじゃないだろうか。
キックのドアップとかスネアに目いっぱい近寄ったものとか
音圧が伝わるカットがなかったから
スコスコ叩いて『うまいじゃん。』くらいの扱いだった。

原作で急にタイラくんがゆるいグルーブに変えてサクくんを試し、
サクくんがすぐに反応する、というところも大事だったはず。

同じようにタイラくんのすごさももっと伝えてほしかった。
怒涛の低音を響かせて、汗を飛ばしまくる、そんなムード。

なによりも残念だったのは、コユキくんの歌か。
無音。
ねらったつもりかもしれないけど。
原作は漫画なので、音がないことを逆に活かした。
読んだ人たちがそれぞれの音を感じることができた。
今度は映画で、音が伝わってしまう。
だからあえてコユキくんの歌は無音に・・。
でもそれはネガティブにしか受け取れなかった。
『あ、逃げたな。』そう感じてしまった。
あのボーカルなしのインストの中に、映画を見ていた人がそれぞれの
コユキのボーカルを感じることは難しかったと思う。
結果、ただのインストが流れてしまった。

吹き替えでもなんでもすごいボーカルを見つけてきて歌わせたほうがよかった。
現在の技術なら、そのボーカルにいろんな合成作業を加えることもできたんじゃないか。
ここを無音で逃げるくらいなら、そもそも映画化に挑戦すべきではない。
製作者としてのBECK映画化する『覚悟』みたいなものが
感じられなかった瞬間でもあった。
それはBECKに対する『愛』でもあるんだけど。
どうしてもBECKを映画にしたい、伝えたい、そういうものが
根底にあるわけではなく、BECKっていういい原作があるんだけど
映画にしてみたらいいと思うんだよね。監督やってくれない?
そう言われて原作読んで、やってみるか!と。
そういう姿がふと浮かんでしまった。
本当はどうなのかわからないけど。

コユキくんの歌に対するオーディエンスの反応の表現もどうかと感じた。
マンガでは確かにオーディエンスが固まってしまうカットが続く。
でも、あれは一瞬を切り取った表現であって、実際のライブで
オーディエンスがワンコーラスずっとだまってしまうというのは
異様だし、オーディエンスの表情もただぼーっとしているだけだった。
特徴的なオーディエンスの表情を短いカットでいくつかいれて、
それを受けて会場全体のボルテージアップ、というのが自然でかっこよかったんじゃないか。

主役は原作ではコユキくんだが、映画では竜之介くんとのこと。
・・・ともとれません。
そもそも始まりのナレーションがコユキくんから始まる。
観る人はコユキくんの視点で映画を見始めてしまう。
なかなか竜之介くんの視点には移れなかったんじゃないだろうか。
中途半端だった。
それなら原作とは離れて思いきり竜之介くんの視点からBECKを描いたほうが楽しめる映画になったはず。
でなければ、原作どおり、コユキくんを主役に据えてきっちりいったほうがよい。
そのあたりも腰のすわっていないものを感じさせた。

BECKはぜひ別の監督にトライしてもらいたい素材だと思う。
できれば、BECKの映画をどうしても作りたい、そんな監督に。
だとするなら今回はそのためのひとつの参考として
意味のある作品となるのではないだろうか。
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by totoex | 2010-09-17 10:35 | 読書な日々