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『おとうさんといっしょ。』では書けないことをいろいろと。


by totoex
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やりきれない思い。

自分のことを基本的に不真面目な人間だと思う。
というよりも、物事に対してシリアスに向かい合うことを避けているのかもしれない。

シリアスであることは悲劇的なことであったりつらいことに直結する、という思いが
潜在意識のなかにあるからだろうか。

多分、世の中はつらいことや悲しいことのほうが多いのだ。
それならそんなもの全てを笑いとばしてやろう、というような考えが
自分の中にあるような気もする。

しかし、そういう思いを超えて悲しすぎることは起きてしまう。


元々、子どもは好きではなかった。
うるさいし、わがままだし、場は読めないし、
かといって、大人びた子どもはなんだか気にさわるし。

正月など、親戚の子どもと一緒になった際に
『遊んであげてね。』と頼まれても
何をしゃべってよいやら、何してよいやら分からないまま
逃げていた。

自分の子供を持ってから、いや、正確には
自分の子供と触れ合ううちに、そういう感覚がなくなっていった。

親戚の子供や、他人の子供にすら自然に笑顔がでるようになった。
自分自身にとっても不思議なことだったし、周りの人間からも
『あんたがそんなに子供好きになるとは思ってなかった。』
と言われた。

そして、悲惨な事件・事故で子供たちが犠牲になった話を耳にするたび
心臓をわしづかみにされるような感覚に襲われる。

以前だったら、『ふーん、大変だねぇ。』と、他人事としてしか
捉えられなかったように思う。

所詮、自分の環境に近いものしか想像できないということ。
それは冷たい人間ということか
想像力の欠如した人間ということか。

ちっぽけな自分を感じて。
by totoex | 2006-09-25 17:02 | ぼやき